1周年のご挨拶
大崎消化器内科クリニックは9月1日をもって開院1周年を迎えることができました。
これもひとえに、お世話になったすべての方々、当院をご利用されている患者さんからのご支援・ご賛同をいただいた賜物と感謝しております。
この1年間の実績としては新患患者数2417名、延べにして約4000名の診療を行いました。
消化器内科としては、内視鏡検査を515件(うち上部内視鏡検査361件、下部内視鏡検査154件、内視鏡的ポリープ切除術57件)行いました。消化器悪性腫瘍の患者さんは胃がん6名、大腸がん7名、胆道がん1名、膵臓がん1名で、連携医療機関であるがん研有明病院にて、最善の治療を迅速に行って頂きました。
悪性腫瘍以外の患者さんで入院手術が必要な方(胆石胆嚢炎、腸閉塞、急性虫垂炎等)も多く受診されましたが、当地の基幹病院であるNTT東日本関東病院、JCHO東京高輪病院、国際医療福祉大学三田病院などにて、これもまた迅速かつ適切な治療を行って頂きました。
いつも快く治療を引き受けて頂いている関連病院の皆様には改めて感謝申し上げます。
開業前は、開業医の外来を受診される患者さんでは重篤な疾患(がんや緊急入院、緊急手術が必要など)の方が占める割合が比較的低いのではないか、と想像しておりましたが、現在までのところ患者数や検査数に比し、重篤な疾患の方が多いように感じています。(内視鏡検査で胃は約1.6%、大腸は約4.5%の方にがんがありました。この結果は、当院では他院からのご紹介患者さんが占める割合が高いため、かなりSelection biasがかかっているためではないかと考えています。消化器がん、特に消化管のがんの診断には内視鏡検査が最も有用であり、また早期に発見できれば治せる時代ですから今後も内視鏡診療にはより一層力をいれて参ります。)
このように、またクリニック名が示す通り当院は消化器内科に特に注力していますが、火曜日午前には血液内科、水曜日午後には循環器内科の専門医による診療も行っております。貧血などの血液疾患や高血圧や動脈硬化などの循環器疾患が気になる方は是非ご利用ください。(このため曜日、時間ごとに科目違いがあります。受診の際はご注意ください)
開院1年経過し、色々な物事が一段落した感がありますが、同時にまだまだ改善すべき点も多々あるかと存じます。
まずは11月より診療時間の変更させて頂きます。これにより内視鏡等の検査枠を増やし、検査待ちの日数をより短く、より多くの検査を行える体制と致します。またご要望の多かった土曜日午前に検査枠を新たに設けます。外来診療時間が短くなりますが、消化器疾患の診断・治療に検査は欠かざるものですので、何卒ご理解頂きますようお願い致します。
次に予約システムの改善を行います。現在時間予約と順番予約の複合システムという少々ややこしい予約システムを導入しているのですが、この運用が一部うまく機能せず、特に当日予約の方において待ち時間の見込みが大幅にずれてしまう不具合がありご迷惑をおかけしております。今後は時間予約中心のシステムへと変更し改善を図りたいと思います。
今後も当初のコンセプトに立ち返りつつ、より良い医療を提供できるよう努力を継続して参る所存です。
引き続き大崎消化器内科クリニックをどうぞよろしくお願いいたします。